DTPデザイナーであれば、知っている「OpenTypeフォント」。モリサワなど、プロフェッショナルが使う和文フォントはほぼ「OpenTypeフォント」です。では「OpenTypeフォント」とは、いったいどういったフォントなのでしょうか。
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「OpenTypeフォント」とは、TrueTypeフォントをベースにし、PostScriptをサポートしたフォントフォーマットのことをさします。難しい説明は割愛して、最大の特徴は文字組版に特化した情報が搭載されていること。
グリフ置換情報 | 異体字切り替えをするための情報。 |
グリフ位置調整情報 | 文字ごとの字詰め情報。特定の組み合わせでの字詰め情報。 |
仮想ボディ情報 | 和文書体の仮想ボディを定義するもの。 |
上記の情報が搭載されており、どのアプリケーションで開いても、字詰め情報を崩すことなく編集・閲覧が可能。「OpenTypeフォント」以外のフォントフォーマットだと、アプリケーションによって字詰めが変わってしまい、見栄えが崩れてしまいます。このことから、DTP業界では「OpenTypeフォント」が主流となっているわけです。
というわけで、本文など、ベースとなる書体選びの際は「OpenTypeフォント」を使用しましょう。