良いデザインをお手本にデザインする

コラム2017/09/22

デザイナーは常に、優れたデザインを手本にしながら、自分のデザイン力を磨いています。もちろん、まるごと真似することはないですが、インスピレーションをもらいデザインのヒントにすることはよくあること。

スポンサーリンク

実際、デザイン書では、お手本として良いレイアウトデザインをまとめたものが売っているくらいなので、少し似ているくらいであれば許容の範囲。ですが、ロゴデザインなどは似てしまうと大変なことになるケースがあります。

記憶に新しい東京オリンピックエンブレムデザイン問題。佐野研二郎さんが手がけ大騒動になりました。ベルギーの劇場のロゴマークと酷似していることが発覚。それを皮切りにどんどん酷似デザインが明るみになってしまい、世間から大バッシング…、最終的にはデザインを再公募する事態に。

ですが、デザイナーの皆さんの心境は複雑だったと思います。

冒頭で述べたように、デザインを考える上で良いデザインをお手本にすることが多いからです。僕も当時TVを見ながら、人ごととは思えない心境でした。

ちなみに、デザインの考え方で「無駄をなくし、シンプルにする」ことは重要なことで、「T」という文字をデザインする際、9マスのブロックで表現するようなデザインに行き着いてしまうのはよくある話。酷似する可能性が増えてしまうのは当然のことです。ましてや、四角、丸、三角の組み合わせで、極端にシンプルなデザインなら尚更。デザインされ尽くされている世の中で、「シンプル」で「似ないデザイン」を作るのは至難の技… と思うと、佐野研二郎さんのエンブレムは許容の範囲だよなぁ…。

タグ: ,